
🐣 はじめに:「ツールって、どうやって全部くっつくの?」の話
ツール制作って、やればやるほど「1個1個は動くのに、全体で動かない」って状態になりませんか?
私の場合もまさにそれで、
- 要約はできる
- ToDoも出せる
- 発音ログも作れる
……けど、それぞれが“単品お惣菜”状態。
「なんかいい感じに全部つなげて、セッション1回分の“ごはんセット”にしたいんだよ!」 と、冷蔵庫の前で叫びたくなるような日々でした。
そこで登場したのが main.py
という存在。
なんか名前からして“メインディッシュ”感あるけど、 どうやらこの子、ツールの中で「指揮者」みたいな役割をしてくれるらしい。
各パーツを順番に呼び出して、結果をまとめてくれる。 いわば“ボンド(接着剤)兼 スケジューラー”って感じ。
ということで、 今回の記事では「main.pyってなに?」という超初心者な私が、 実際にColabで動かしながら「おぉ……動いた……!」と感動した話をお届けします。
いつも通り、やさしく、たのしく、ちょっとふざけて書いていきます😌
🧩 パーツをちまちま作ってた日々
最初はね、要約パーツを作るだけでヒーヒー言ってたんです。
print("📄 要約処理中...")
たったこれだけの表示が出ただけで、おおおおお!動いたあああ!!
って声出たよね。完全に感動してる。
でも冷静に考えたら、ただ「📄 要約処理中...」って表示しただけ。中身は仮の文字列。
でも、それでも嬉しいの!動くって、嬉しいの!!
そして、気づけば「Colab」が私の道場に。
道着(パーカー)を着て、朝から晩まで、
%%writefile part_summary.py
def run_summary(text):
print("📄 要約処理中...")
return "これは要約です(仮)"
こんなコードをぺちぺち打ってた。
あとは
!python3 main.py
の儀式を毎回唱えて、表示される === ✅ 結果まとめ ===
に一喜一憂する日々。
1つ動くたびに「パーツが育ってきたぞ…」みたいな謎の親心まで湧いてきて、気づけば、Colabはもう道場というより実家かもしれない。
🔧 main.py降臨:ボンド兼 指令塔
Colab道場に通い詰めてたある日、「パーツはそろった。あとは main.py でまとめるだけです」
とGPTくんに言われました。
main.py?なにそれ主役感すごくない?
どうやらこのファイル、各パーツをまとめて実行して、最後に結果を全部表示してくれるらしい。
まさに「接着剤」兼「指令塔」。
ツール界のリーダー。推し。団長。
🥷 from xxx import yyy ←最初の敵、出現
さて、main.pyに書いてみてって言われたコードがこちら。
from part_summary import run_summary
from part_todo import run_todo
from part_pronunciation import run_pronunciation_log
……は?
from?import??誰???
最初に見たときは完全に「読み飛ばしファンタジー用語」でした。
でも実はこれ、「外にあるファイルの中の関数を、このファイルで使えるようにします」ってこと。
つまり part_summary.py
の中にある run_summary()
を使いたいよ〜ってことを言ってるだけ!
おお、なるほど。敵だと思ってたけど…ただの紹介文だったのね……
from & import、仲良くしような。
🤝 def と return ←仲良しだったのか、こいつら…
次に現れるのがこの2人。
def run_summary(text):
return "これは要約です(仮)"
最初は「defって何だよ、returnって何だよ」って言ってたけど、よく見たらこの2人、めっちゃ連携取れてた。
def
は「この関数、これから作りますよー!」の宣言return
は「で、最終的にこれ返します!」ってお返し係
つまり run_summary(text)
って呼び出すと、「returnに書いたもの」が返ってくる。
コール&レスポンスの世界かよ…!
🧙♂️ %%writefile って誰ですか?呪文ですか?
Colabでよく言われるやつ。
%%writefile main.py
これ最初、「なんか祈祷でも始まったのかな?」って思った。
でもちゃんと意味があります。これは:
📄「この下に書いた内容を main.py っていう名前で保存しといて!」って指示。
ファイル保存の魔法みたいなもん。Colabではこの呪文を使って「部品ファイル」を作ってたってわけ。
🧪 実行したら、動いた。泣いた。
Colabで全てのコードを書き終えたあと、ついにあの儀式がやってきた。
!python3 main.py
これをセルに書いて、Enterを押す。
そして現れた、最初の出力👇
📄 要約処理中..
うっ……なんか知らんけど泣ける。
たったこれだけなのに、「ちゃんと動いたよ」って言ってくれてる感じがして、コードに「命」が吹き込まれた気がした。
そのあとも次々と表示されていく👇
📝 ToDo抽出中...
🗣 発音ログ抽出中...
=== ✅ 結果まとめ ===
要約: これは要約です(仮)
ToDo: ['宿題:例文を3つ書く', '単語帳を復習する']
発音ログ: [{'word': 'wanted', 'note': 'ウォンティッドと発音してOK'}, {'word': 'needed', 'note': 'ニーディッドと丁寧に'}
結果が「返ってくる」って、こんなに気持ちいいんだね……
全部つながった感じがして、心がじんわり満たされる。
これはもう、小さな作品が「こんにちは」って言ってくれた瞬間。
開発者って、みんなこの快感を味わってるんだね。
それ、ずるいじゃん…!こっちもやるしかないじゃん…!!
🧠 途中で気づいた「自分の壁」
ツールを作って、ちゃんと動いて、「これは便利かもしれない!」って思ったのに……
なぜか「人に届ける」のが怖かった。
それはきっと、お金をもらうことへのブロック。
- 「こんなものでお金をもらっていいのかな?」
- 「まだ完璧じゃないし……」
- 「無料でやってあげる方が“いい人”なんじゃないか?」
そんな気持ちが、ずっと心の奥にあった。
でも、ある時ふと気づいた。
「お金をもらう=奪う」じゃない。
「お金をもらう=感謝を受け取る」ことなんだ。
誰かの「助かった!」「ありがたい!」という気持ちを、
“数字”で表現したものが「お金」。
つまり、力を受け取ることでもあり、相手が前に進む手助けをした証でもある。
だから私は今、少しずつ言い聞かせてる。
「これは、お礼なんだよ。」
「相手が自分の成長のために払った“ありがとう”なんだよ。」
そう思うことで、ようやく一歩踏み出せる気がした。
💡 今日の学び:「動いた」が生まれると、自信も生まれる
振り返って思う。
main.py を書くこと自体は、実はそんなに難しくなかった。
本当に時間をかけたのは、中身のパーツの方だった。
ちゃんと動くように試して、printして、少しずつ整えていった。
そしてようやく全部がつながったとき。
📄 要約処理中…
📝 ToDo抽出中…
🗣 発音ログ抽出中…
この出力を見ただけで、不思議と自信が湧いた。
Colabは、私にとっての「仮想ハンダゴテ」。
配線を間違えながらも、ちまちま修正して、少しずつ“ちゃんと動くツール”を形にしていく作業。
コードのことなんて何も知らなかったけど、「動いた!」という実感が、確かに私を前に進めてくれた。
🌸 おわりに:あなたのツールにも、魂を込めてあげよう
ツールを作るって、魔法みたいな才能じゃない。
積み木みたいに、ちょっとずつ形にしていくこと。
一つ一つのコードが、想いを運ぶ部品になって、やがて人を助ける“相棒”になってくれる。
main.pyを書いて、Colabで実行して、「動いた…!」とつぶやいた日。
その瞬間に、ツールに魂が宿った気がした。
今日もGPTとシランコーダーは、画面の向こうで、コツコツ部品を磨いてます。
あなたのツールにも、ちゃんと心が届きますように。