🚑 Colabトラブル対処＆便利Tipsまとめ

こんにちは、SHIRAN.CODERです！

このページでは、Colabで作業を進めるときに初心者さんが 「あれ？動かない！？」 となりがちなポイントと、サクッと解決する方法をまとめておきます。

✅ 1. ファイルのアップロード名がズレる問題

🔹 よくある症状

• 同じファイルを2回アップすると
  session_transcript.txt → session_transcript (2).txt になる
• コードでは session_transcript.txt を読むようにしているのでエラーになる

🔹 これで解決！

• 左側のフォルダアイコン（📁）を開く
• いらないファイルを右の「︙」から削除する
• 必要ならアップロードし直す

🗂 ポイント：ファイル名とコードの指定が一致しているか、必ず確認しよう！

✅ 2. 「client is not defined」エラー

🔹 よくある症状

client.chat.completions.create() を呼んだら
NameError: name 'client' is not defined が出る

🔹 これで解決！

from openai import OpenAI

# ✅ 必ずこれで client を作っておく！
client = OpenAI()

🔑 ポイント：
client は「OpenAIと会話するための受付係」みたいなもの。
これを作らないと、GPTに何も伝わりません。

✅ 3. テキストが全部1行になっている

🔹 よくある症状

• Whisperで文字起こししたテキストが改行なしでドーンと1行
• readlines() では発話が分割できない

🔹 これで解決！

import re

# ファイルを丸ごと読み込む
raw_text = open("session_transcript.txt", "r").read()

# 「。」「？」などで分割
segments = re.split(r"(。|？|\?)", raw_text)
lines = [a + b for a, b in zip(segments[::2], segments[1::2])]
segments = [line.strip() for line in lines if line.strip()]

print(segments[:5])  # お試し表示

✅ 4. まずは少しだけテストする方法

よくある疑問

• いきなり全部の発話を処理すると時間がかかる
• 途中でエラーが起きたら面倒…

これで解決！

# 最初の10件だけ試す
for i, seg in enumerate(segments[:10]):
    ...

🔑 ポイント：
segments[:10] は「最初の10件だけ使う」という意味。
テストが終わったら、segments に戻して全部実行しよう！

✅ 5. Colabの再起動

🔹 よくある症状

• 変なエラーが直らない
• なんか動きがおかしい

🔹 これで解決！

• 上メニューの[ランタイム] → [ランタイムを再起動] をクリック
• もう一度、必要なセルを上から順に実行し直す

🚀 まとめ

これだけ覚えておけば、Colabで「動かない！？」となっても安心です。
必要なときは、このページをブックマークしておいてくださいね◎

🔗 関連リンク

• APIキーの取得方法はこちら
• Colabの基本操作はこちら

🧩 Colabで日本語グラフが豆腐 or … になる原因と対策

✅ 【原因まとめ】

1️⃣ Colab環境には日本語フォントが入っていないことが多い
　👉 必要なフォントを手動で apt-get で入れる必要あり。

2️⃣ Matplotlib はフォント名だけだとうまく認識できないことがある
　👉 ファイルパスを直接指定して FontProperties を使わないと失敗しやすい。

3️⃣ Matplotlib は英語中心設計なので日本語組版が苦手
　👉 ラベルやタイトルが長いと勝手に「...」で省略表示される。

✅ 【シンプルな解決策】

💡 これだけで全部解決！

!apt-get -y install fonts-noto-cjk
!pip install japanize-matplotlib

import japanize_matplotlib  # ← これがポイント！

これを入れれば、フォントの手動設定・パス指定・キャッシュ再構築…全部やらなくてOK。

title, xlabel, ylabel も普通に日本語で書くだけで豆腐知らず！

✅ 【コツまとめ】

✅ Colabで日本語グラフにする最短ルート
→ japanize-matplotlib をインストールして import するだけ

✅ どうしても手動でやるなら
→ FontProperties に .ttc ファイルパスを渡す

✅ 日本語が「…」に省略されるのが嫌なら
→ japanize-matplotlib が一番手軽で確実