🛠 ツール制作ログ

書かなくていい。しゃべらなくてもいい。思考が整うAIレポートの話

書かなくていい。しゃべらなくてもいい。思考が整うAIレポートの話

🎯 きっかけは「使われないレポート」だった

ある日、私は自信満々でした。

AIで英語セッションを録音→文字起こし→自動で学習ログに変換する、最強のレポート生成ツールを作り上げたのです。

ふっふっふ…

単語数、フレーズ数、長文チャレンジ数までまるっと抽出。

「これで受講生の成長が丸わかり!どうだ、便利だろう!!」と、心の中でガッツポーズしてました。

…で、姉(英語コーチ)に見せてみたんですよ。

そしたら、こう言われました。

あー…それ、たぶん私、見ない。

……ん? え? いま、なんて?

「見ない。」

😇😇😇

せっかく抽出したデータが、一瞬で“空気”にされました。

GPTくんと私の努力よ、どこへ行った。

ショックを受けつつも、理由を聞いてみたらめちゃくちゃ納得。

「英語コーチングって、“英語”を教える時間じゃないのよ。8割は日本語の会話だし、英語の量じゃ成長は測れないの。」

なるほど〜〜〜〜!!(地面に崩れ落ちながら)

たしかに、「英単語数が50語増えました!」とか言われても、それがどう成長につながったか分からないし、なんならスルーされる。

そもそも、情報が多い=役に立つ、じゃない。

むしろ、セッションでどんな気づきがあったか、次にどう行動したいかってところが一番大事じゃん…!

というわけで、私は心を入れ替えました。

📌 英語の量を数えるのをやめて、“思考の整理”を整えることに全力を注ごう。

この瞬間、AIツール開発の方向性が180度ひっくり返ったのです。

しかも面白いことに、その答えは“自分が過去に受けた講座”の中に、もうあったのでした

🤔 本当に必要だったのは“英語”じゃなくて“思考の整理”

「英語コーチングだから、英語の量を可視化すれば最強でしょ!」

って、正直思ってたんです。最初は。

英単語が何語しゃべれたか、長文を何回言えたか、例文を何個覚えたか……

数が増えれば成長が見えるし、テンション上がるし、「うおー!わたし英語できてる!」ってなるじゃん!って。

……思ってたんだけど。

姉にフルスイングで一蹴されました。

いや、だから、英語しゃべってないのよ。セッションの大半、日本語なのよ。

👈 完全にノーガードで食らった真実の右ストレート。

そう、英語コーチングって、「英語を教える」じゃなくて「英語を学ぶための思考や行動を整える時間」だったんです。

つまり大事なのは──

❌ 何語しゃべったか
⭕️ 何を考えたか・どんな気づきがあったか

……全然方向ちがったー!!🌀

でもここでピンときたんですよ。

「これ、ただの英語支援ツールじゃなくて、“思考の整理ツール”にしちゃえばいいんじゃない?」

しかも、そういう“思考を整える型”を、実はちょっと前に受けた講座で学んでたよね、私…。

💡そうだ、それ使おう。

頭の中にあるモヤモヤしたことを、1ページで「問い・結論・理由・行動」にスッキリ整えてくれる。

そんなツールの方が100倍ありがたいんじゃないか…!?

というわけで、ここでまた一つ方向転換。

🎯 英語を数えるのはやめて、思考を整える方向へシフト

もうこのツール、英語にこだわらなくていいじゃん。

むしろ、英語じゃない方が使い道広いじゃん。

うん、これは世界にいけるヤツだ……。

🧩 録音を整えるAIから、会話で整うAIへ

というわけで、英語コーチ支援ツールは方向転換されました。

「英語の量」じゃなくて「思考の質」にフォーカスだッ!!

というとカッコいいけど、実際は地味な再設計です。

録音して文字起こしして、そこから「問い→結論→理由→具体例→行動」みたいな形にAIが勝手に整理してくれるようにしたんですよ。

いわば、“録音からノートを生やす妖精”みたいな存在です。🧚‍♂️

でも、ある日ふと思ったわけです。

「そもそも録音してない人はどうすんの?」

録音って意外とハードル高いんです。

  • マイク準備めんどい
  • 録音し忘れた
  • 自分の声聞きたくない(あるある)
  • ていうか録音してないタイプの思考整理もある

……だったら、録音しなくてもレポート作れたらよくない?

そこで爆誕したのが、

💬 会話するだけで思考を整理するバージョン

GPTくんが「テーマは?」「なんでそう思ったの?」「次どうする?」ってインタビュアーみたいに聞いてくれて、こっちはボソボソと答えるだけで、最終的に“スッキリ整った1ページ”が完成。

すごくない?

書かなくていい。録らなくてもいい。しゃべるだけ。
それだけで、考えがまとまってレポートになって手元に残る。

なんか、未来っぽい。
「AI秘書に話したら全部まとめてくれた」って、アニメの世界みたいじゃん…?

でもこれ、もう作れる時代なんですよ。

しかも、わりと手軽に。

ということで、今やこのツールは🎤 録音アップロード派 と 💬 会話入力派 のどちらも受け入れる、“懐の深いAI思考整理ツール”になりつつあります。

📝 書かなくても1ページで整うレポートとは?

「思考整理って、紙に書かないとダメでしょ?」

そんな時代、終わりました。

ようこそ、“書かないノート術”の世界へ。

このツールで出てくるレポートは、だいたいこんな感じです👇

  • 【問い】いま整理したいテーマは?
  • 【結論】結局どういうこと?
  • 【理由】なぜそう思ったの?
  • 【具体例】どんな話が出てきた?
  • 【行動・気づき】次どうする?気づいたことは?

ね?なんか、頭よくなった気しません?

しかもこれ、自分で書いてないんです。

ただ「うーん、最近ちょっとモヤっててさー」って話しただけで、GPTくんが勝手に整理してこうなるんですよ。

(AIのクセに、めちゃくちゃ聞き上手)

つまり👇

  • 🖋 書かなくていい
  • 📖 構造を考えなくていい
  • 🧠 自分の中にあるモヤモヤが勝手に整理される
  • 📄 最後に、1枚の“ちゃんとしたレポート”ができてる

これ、もはや魔法じゃないですか???🧙‍♂️✨

しかもこの1ページさえあれば:

  • セッションの振り返りもできる
  • 他人に共有もできる
  • 自分の思考パターンを見返せる
  • そしてちょっとだけ、自分が好きになれる

書かなくてもいいけど、“ちゃんと考えた証”が1枚のレポートに残るって、すごいことだと思うんですよ。

これがね、「思考のオート整頓機」こと、シランAI秘書の真骨頂です。

🚀 音声アップロードだけじゃない、新しい入り口

最初は、「録音してもらえれば、あとはAIがやります!」っていうスタイルだったんです。

録音 → 文字起こし → 要約 → 整形 → レポート生成。完璧。

……だったんだけど。

ある日、ふと思いました。

「いや、録音って意外とみんなやらなくない?」

現実ってこうです👇

  • 🎙 セッション録音し忘れた
  • 📵 オンラインじゃなくて対面だった
  • 🤫 声が入るのちょっと気まずい
  • 🙃 というか、そもそも録音するタイプの時間じゃない(ただのひとり内省)

じゃあ録音がないと使えないのか?

いや、それは惜しい。もったいなすぎる!

ということで生まれたのが、テキスト入力ベースの「第二の入り口」です。

💬 会話するだけで整理されるAIフォーム

ポータルのトップページに、「話したいことを入力してください」っていうテキストボックスを設置。

するとGPTくんが出てきて、こう聞いてきます👇

  • 「今日はどんなことを整理したいですか?」
  • 「そのとき、どう感じましたか?」
  • 「それって、どんな理由があったと思います?」

……気づいたらめちゃくちゃ内省してた!!

そして最後には、ちゃんと構造化された1ページレポートが生まれてる

つまり、

  • 録音してなくてもOK
  • 声を出さなくてもOK
  • 思考がぐちゃぐちゃでもOK
  • とりあえず話せば、GPTくんが一緒に考えてくれる

なんという懐の深さ……!

これなら、「思考がある人すべて」が対象ユーザーです。

コーチング、1on1、ミーティングの振り返り、人生の迷子、就活、日報、夜中の悩み…

ぜんぶ、このフォームに放り込めば整います。

まさに、“書かないノート”どころか、“しゃべらないでもOKなノート”爆誕。

新しい入り口ができたことで、このツールは一気に汎用性モンスターへと進化したのです。

💬 テキストボックスに話すだけで、レポートが生まれる!?

「録音するのも面倒だし、しゃべるのもだるい。 でも、モヤモヤはなんとかしたい。」

そんなあなたに朗報です。

📦 ポータルに生えた、ただのテキストボックス。

見た目は地味。だけど、やることは革命。

ここに「なんか最近うまくいかないんだよね…」みたいな、とっ散らかった思考をとりあえず打ち込んでください。

すると、GPTくんが

  • 「で、それってどういう状況?」とか、
  • 「そのとき、何が引っかかってたと思う?」とか、

まるで人類最強の聞き上手みたいな感じで質問してきます。

それに、思いついたままポチポチ返してると

🌀 あら不思議、
🧩 気づけば会話が“問い→結論→理由→行動”に整理されていって、

📄 最後にはちゃんとした1ページのレポートが完成。

これ、もはや AIカウンセラー兼レポート職人です。

💡 なにがすごいの?

  • 書く内容がまとまってなくてもOK
  • ただの独り言でもOK
  • 打ち込んでるうちに「あ、これだったかも」が出てくる
  • 最後には“思考が整った証拠”が手元に残る

🤯 これ、つまり何?

📌 テキストボックスに話しかけるだけで、思考がスッキリして、レポートになる。

冷静に考えて、やばくない?

このフォーム、すでに私の中では「しゃべらないAIセッション」と呼んでいます。

録音もいらない、文字を話すだけでOK。

しかも相手はツッコミ上手で、ちゃんとまとめてくれる。

……これ、人より気が利くんじゃ?(GPTくん怖)

でも本当のすごさは、ここから。

この体験を「特定の人向け」にせず、誰でも使えるようにする。

その先には、世界があります✨

🌍 思考の「かたち」だけで、国境をこえる

このツール、実はある「思考整理メソッド」にヒントを得ています。

でも、その名前はあえて出しません。

なぜなら、このツールが本当に伝えたいのは“特定の手法”ではなく、“考え方の構造”そのものだから。

たとえば👇

  • 1ページに1つのテーマだけを書く
  • 「問い」から始めて「結論」→「理由」→「具体例」→「行動」へつなぐ
  • いきなり答えを出すんじゃなく、考えるプロセスごと可視化する

そういった“思考の骨組み”は、国や言語に関係なく、人間が考えを深めるために必要な共通フォーマットなんです。

実際、似たような概念は世界中にあります。

  • ピラミッドストラクチャー(論理展開の基本)
  • PREP法(Point → Reason → Example → Point)
  • Coaching Cards(コーチングで使う質問テンプレート)
  • Mind MappingやAbstraction Ladder(抽象と具体を行き来する思考法)

でもそのすべてを、AIと一緒に、対話しながら、自然な言葉でやれる

そんな体験を、まだ誰も当たり前にはしていません。

だからこそ、私たちはいま、ただの“AIツール”じゃなくて、

“言葉にならない思考を、誰でも整えられる世界共通の相棒”

を目指せるのかもしれません。

そしてそのカギは、「どこの国の人が作ったか」ではなく、“どんな構造で、どんな問いかけをするか”にある。

そう思っています。

つまりね。

商標はいらない。テクニック名もいらない。

構造だけで、世界はつながる。

そしてその構造を、AIと一緒に咲かせる。

そんな未来を、ここから作っていけたら最高じゃないですか。

📚 書かずに思考を整える、という選択肢

これまで、「思考を整理する」って聞くと、真っ白なノートを開いて、ペンを持って、頭の中のグチャグチャを言葉にしていく...

そんな光景を思い浮かべていた人も多いと思います。

実際、書くことには大きな力があります。

手を動かしながら考えることで、見えてくることもある。

でも。

でもね。

いまは、書かなくても思考を整えられる時代になってきているんです。

  • 音声でもいい。
  • テキストでもいい。
  • ちょっとした会話でもいい。

あなたが思っていることを、そのまま話したり、打ち込んだりするだけでAIがその断片を拾い上げて、形にしてくれる。

しかも、ただの文字の羅列じゃない。

  • ちゃんと「問い」が立っていて
  • 一言で「結論」が書かれていて
  • それを支える「理由」と「エピソード」があり
  • 最後には「次の一手」まで導かれている

それはもう、“構造化された1ページのノート”です。

もちろん、書きたい人は書いてもいい。

でも、書かなくてもいいって選択肢が増えたことで、もっと自由に、もっと軽やかに、思考と向き合える人が増える

それって、すごくいい未来なんじゃないかなって思うんです。

「書かなきゃ整理できない」は、もう過去の常識。

これからは、

  • 📌 話して整える。
  • 📌 打ち込んで整える。
  • 📌 AIと一緒に整える。

そんな選択肢があっていい。

そんな世界を、いま一緒につくっています。

🛠️ これから作ること・試したいこと

いま紹介してきたツール、すでにだいぶ便利です。

録音してもOK、会話するだけでもOK。

出てくるレポートは1ページで、モヤモヤがスッキリ。

でも。

まだまだ、やりたいことは山盛りてんこもりです🍜(全部のせ)

  • 音声だけじゃなく、動画からも自動でレポート生成
     → Zoomの録画やYouTubeライブの振り返りも、AIが整理してくれる時代。
  • 出力されたレポートに“AIコメント”を追加
     → 「今回の気づきは深いですね」「次回はここにフォーカスするといいかも!」みたいな、ちょっとウザくない程度のAI相棒コメントをつけたい。
  • 複数回のレポートを“時系列で比較できる成長タイムライン”
     → 思考がどう変化していったか、1ページずつ並べて見える化。その人だけの“思考成長ストーリー”ができる。
  • 「自分で使う」だけじゃなく、「生徒に渡せる」ツールとしての進化
     → コーチや先生が、生徒の内省ログをAIと一緒に作って、フィードバックや次回指導に活かせるように。
  • そしてゆくゆくは世界対応版(英語UI&出力)へ🌍
     → 名前とか専門用語なんていらない。ただ、「考えを整える型」さえあれば伝わる。

……とまあ、こんな感じで、「え、それもうAI秘書どころじゃなくない?」みたいな方向に進化中です。

でもこれ、全部ベースは同じなんです。

📌 “思考を構造で整える”というたった1つの軸。

この軸さえブレなければ、どんな形式でも、どんな場面でも、ちゃんと役に立つツールが作れると信じてます。

だからこれからも、

  • 「こうだったら便利かも?」
  • 「これ、整理してみたくない?」

そんな思いつき、大歓迎です。

一緒に「考える」をもっと軽く、もっと深く。

そんな未来を作っていきましょう。

🎁 最後に|あなたのモヤモヤも、1ページで咲かせよう

思考って、ほんと厄介です。

  • 考えすぎて動けなくなったり、
  • グルグルしてるうちに眠くなったり、
  • 逆に何も考えてないのに不安になったり

そんな「正体のわからないモヤモヤ」と毎日なんとなく付き合ってる人、多いと思います。
(というか、私がそうでした)

でもあるとき、ふと気づいたんです。

「あ、このモヤモヤ、整えれば“種”かもしれないな」って。

  • 問いを立てて、
  • 答えを探して、
  • 理由を見つけて、
  • 具体的なエピソードに落として、

次にやることがちょっとだけ見えたとき

モヤモヤはただの霧じゃなくて、“これから咲く花のタネ”になるんですよ。

このツールは、そんなモヤモヤたちを1ページに、そっと咲かせるための相棒です

  • 書かなくてもいい
  • 録らなくてもいい
  • ただ話せばいい
  • ただ打ち込めばいい

気づいたときには、思考が整って、あなたの中からひとつ、小さな花が咲いている。

そんな体験を、あなたにもぜひ味わってほしいなと思っています。

  • 🌸 考えがまとまらないときも
  • 🌸 自分のことがよくわからなくなったときも
  • 🌸 一歩踏み出したいけど、何か引っかかってるときも

どうぞ、1ページ使ってみてください。

思考を咲かせるその瞬間を、AIがちゃんと隣で見てくれます。

そしていつかきっと、あなたが咲かせたその思考が、誰かの背中を押す日がくる。

それって、ちょっといい未来じゃない?

  • この記事を書いた人

SHIRAN

「コードは知らない。でも作れる。」AIとツールで便利を生む非エンジニア。挫折も経験しながら、今は作る楽しさを発信中。詳しくはこちら

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