
📣「もう無理!事務作業で死ぬ!」
実家に帰ったとき、姉がふと漏らした一言に耳が止まりました。
一瞬、「ほんとに?」と疑いかけたけれど。でも顔は真剣。目の下にしっかりクマまで装備してる。
「でも、それって、AIでなんとかできるんじゃないか…?」
そう思ったのが、すべてのはじまりでした。
🧠きっかけは、日常の一言
姉はコーチングの仕事をしていて、セッションもクライアント対応も事務作業も、ぜ〜んぶひとりでやってました。
セッション記録、要点の整理、リマインド連絡、ToDoの洗い出し、進捗チェック……聞いてるだけで胃がキュッとするメニュー表。
そして実家に帰ったある日、ついにこんな言葉が飛び出しました。

もうさ、事務員ほしい。まじで無理
わかる。めっちゃわかる。でも同時に私は思ったのです。
それ、AIでなんとかならない???
- 音声の文字起こし?
- 要点の整理?
- ToDoの抽出?
- 感情の流れ?
- レポート作成?
ぜんぶ、AIでいけそう。
いや、AIでいってみたい。
むしろ、AIでどこまでやれるのか試してみたい!!!(←ここが本音)
頭の中にずっとあった「こうなったら便利なのに〜」という妄想を、AIの力を借りて実際に形にできるかもしれない。
もしそれがうまくいったら?
- 姉がラクになる。
- 私もニヤつける。
- ブログのネタにもなる。
失敗してもOK。やってみたい気持ちが勝ったんです。
というわけで、この「事務員ほしい」発言は、私の中でAI秘書爆誕スイッチをカチッと押してくれたのでした。
🔥 私の肩書きは「非エンジニア(ただしAI好き)」
こんにちは、SHIRAN.CODER(しらんこーだー)です。
正直に言います。私は、コードが書けません。
エンジニアの皆さんがよく使う「あの記号まみれの呪文」みたいなやつ、あれ、見ただけで視界が砂嵐になります。
脳内にノイズが走って、脳のWi-Fiが一瞬で切れる感覚です。
でも、作れないわけじゃない。
なぜなら、私にはChatGPTという相棒がいるから。
わからないことがあれば聞くし、うまくいかなければやり直す。
謝ってくれるし、すぐ書き直してくれる。しかも文句を言わない。最高か。
大事なのは、完璧なコードじゃないんです。
- 「うまく伝えること」
- 「しつこく試すこと」
- 「面白がること」
これに尽きます。
そうやって、過去に作ってきたツールが動いた瞬間に「おおぉ〜〜」ってなったあの感覚。
今回も、あれをもう一度味わいたいんです。
というわけで、今回ももちろん例外ではなく。 コード? 書けません。 でも、AI秘書ツール、つくります。
だって、やってみたいんですもん。
🧰 どんなツールを作るのか?(ざっくり版)
今回つくろうとしているのは、コーチ向けの「AI秘書」ツール。
録音データをアップすると、
- 自動で文字起こしされて、
- 要点やToDoが整理されて、
- 感情の流れがグラフで見えて、
- PDFでレポートが出力されて、
- それがクライアントにメールで届く!
……という、未来かな?
みたいな流れを、全部AIで実現しようというものです。
📝 ツールの全体構想は、こちらの記事にまとめています👇
➡ 予定のリマインドに月5万!?姉の悲鳴から爆誕したAI秘書の話
ここでは詳細な内容はあえて語りすぎず、「ざっくり何を目指しているのか?」だけを伝えておきます。
次からの連載で、ひとつひとつ作りながら深掘りしていきます。
🗺️ 制作の全体マップはこちら!
今回のツール制作は、いきなり完成!ではなくて、「思いつく → 試す → つまずく → やり直す → できたっぽい」の5ステップで、じわじわ進めていきます。
しかも、全部ちゃんと記録します。
各記事では、「今ここ!」がわかる進捗表示も付けて、まるで“AI秘書ツール開発という名の冒険譚”を一緒に旅してる気分になれるようにしていく予定です。
👇 そしてこれが、その全体マップです!

📣 このブログシリーズでやりたいこと
このシリーズでは、完成した“カッコいい最終形”だけでなく、
- どこでズッコケたか(そして何回転んだか)
- ChatGPTとのケンカ(そして仲直り)
- うっかり変なボタン押して全部消えた話(←やりがち)
- 「え、これ…便利なの?誰得?」と真顔で悩んだ深夜の独り言
……そんな、泥だらけの試行錯誤も包み隠さず公開していきます。
「非エンジニアでもここまで作れるんだ!」じゃなくて、「え、この人でも作れるなら、自分もいけるかも」くらいの、 ちょっと勇気がわいてくるような、リアルすぎる記録を目指します。
その代わり、キレイには終わらないかもしれません。
でもそれが、きっとおもしろい。
🚩 というわけで、次回からガチで作ります
「第1回」では、さっそくやってきました。開発の第一関門
「音声ファイルの文字起こし」です。
そう、しゃべった内容を“文字にする”ってやつ。
簡単そうに見えるでしょ? でもね、ファイル形式とか、秒数制限とか、APIキーの設定とか、「そのファイル、読みません」「その形式、知りません」って...
Whisper APIくん、ちょっと試しただけでもツンツン具合がすごかったので、本番では覚悟して挑みます。
ChatGPTに相談しまくり、検索履歴が“Whisper エラー 対処法”だらけになった予感もありますが……それでも進めます。
この「戦っていく記録」は、できるだけリアルに、そして少し笑ってもらえるように綴っていくつもりです。
失敗も丸出しでいきますので、どうぞお楽しみに。
📌 シリーズタグは → #AI秘書開発録
📬 Xでも進捗発信中 → @shirancoder
📝 最後に
今回の記事は、「やるぞ!」と旗を立てた記録です。
いわば、戦いのゴング。開発の旅の始まり。
どこまで行けるかなんてわからないけど、「まず一歩出してみた」ということが、とても大事なんです(たぶん)
非エンジニアでも、AIという最強パートナーがいれば、なんとかなるかもしれない。
いや、なんとかしたい。いや、なんとかしてみせる(と自分に言い聞かせてる)
きっと、失敗します。迷走もするでしょう。途中で謎のバグに泣かされる日も来ると思います。
でも、全部出していきます。「それでもやった」という過程こそが、このシリーズのいちばんの価値です。
というわけで、次回からいよいよ制作開始。
どうか、笑いながら見守ってください。ときどき共感してくれたら、もっと嬉しいです。
🧪 次は【第1回】しゃべるだけで文字になるのか?実験してみた話
📚 AI秘書ツール開発シリーズを順番に読む!
「え、こんなことまでAIが!?」と思ったあなたへ。
このシリーズ、続きものです。気になる回からぜひどうぞ👇
📚 シリーズ記事まとめ
📝 第1回:文字起こし編
- ▶️ 【第1回・検証】猫がしゃべってラーメンが消えた!? Whisper文字起こしを4パターンで検証してみた話
- ▶️ 【第1回・実践】しゃべったら記録完了!? Whisperを使ったセッション文字起こし手順書
🧠 第2回:要点抽出編
💓 第3回:感情分析編