
※この記事は「AI秘書開発シリーズ」の全体構想をまとめたページです。
ストーリーや実装の流れを知りたい方は【第0回】からお読みください。
🔗リンク ▶︎ AI秘書シリーズ第0回
👩👧 姉のひとことから、すべてが始まりました
久しぶりに姉と実家で会ったときの話なんですが、 開口一番、目の下にクマをつけながらこう言ったんです。

もう事務の人を雇わないと無理……!
いやいや、だいぶ切羽詰まってるな?と。
聞けば、コーチングの仕事がありがたいことに増えてきてるものの、 「やらなきゃいけない事務作業」に追われて手が回らないらしくて。
「じゃあ、どんなことをお願いしたいの?」と聞いてみたら…

うーん、予定のリマインドとか?
……え、それ人に頼む内容? 月に4〜5万円かけて「予定のリマインド」って、割に合ってなさすぎでは?
そこで、思わずこう返してしまいました。

それ、AIでよくない?
🤔 忙しいのって、人手不足じゃなくて“脳内ごちゃごちゃ問題”かも?
姉の様子を見てて思ったんですが、 「誰かに手伝ってほしい!」って言ってる人の多くは、 実は“やることが多すぎる”んじゃなくて、“頭の整理が追いついてない”んですよね。
- セッション中の会話を覚えておくのが大変
- メモを取っても、あとで読み返す気力がない
- 感情の流れも追いたいけど、そこまで手が回らない
- 同じ人とのセッションでも「前回何話したか」が曖昧になってしまう
- 成長の記録をつけたいけど、続かない・書く時間がない
↑こういう「見たいけど見れてない領域」が、じわじわストレスになってる感じ。
たとえば、セッション中に「この話、前にも出たな…」って思っても、どこで出たか思い出せないとか。
「この人、今週ちょっと落ちてるな」って感覚はあるのに、根拠が残ってないから説明できないとか。
全部ちゃんと記録したいのに、手も時間も足りない。
それって、もしかしてAIでなんとかなるのでは…?
💡 脳内会議スタート:「自分がコーチだったら?」
というわけで、AIくんと妄想会議スタート。
「もし自分がコーチだったら、どんな機能があったら嬉しい?」を軸に、 どんどんアイデアを詰めていきました。
その結果、生まれたのがこちらのツール構想です👇
📌 コーチ専用セッション支援ツール(構想段階)
まずお伝えしておきたいのはこれ。
💡 このツール、AI秘書で "記録・整理・管理" を全部自動化してくれる優れものなんです。
(実現できれば、ですけど!でも…かなり現実的なレベルで動いてます)
🧭 使い方と成果物(はじめに)
あなたはコーチです。今日もセッションが終わりました。
頭の中には「えっと何話したっけ?」「ToDo言ってた気がするけどメモ取りきれなかった!」のオンパレード。あるあるですよね?
そんなあなたの救世主が、このAI秘書ツールです!
やることは超シンプル。
Zoomで録音 → 音声ファイルをアップロードするだけ。
あとはAIが、文句ひとつ言わず、黙々と全部やってくれます👇
🗂️ AIがやってくれること(ざっくり6つ!)
- 🎙 セッション全文の文字起こし(Whisper)
- ✏️ 要点とToDoリストの自動抽出(ChatGPT)
- 😐 感情傾向や話題分類、口ぐせの分析
- 📈 感情の波をグラフ化して可視化(時系列のトラッキング)
- 🧾 自動PDFレポート出力
- 🔔 次回のセッション予定とレポートの送信(通知機能)
結果、あなたの「記録・振り返り・進捗管理」は、ほぼゼロに。
💡 本質的な対話に集中して、「この時間、めっちゃよかった〜」と言ってもらえる未来へ直行できます。
⚡️ 基本機能のフロー
📝 自動文字起こし(Whisper API)
Zoomの録音ファイルをドラッグ&ドロップするだけの1秒作業。
「えーっと」とか「うーん」も漏らさず拾ってくれて、途中で笑ったところまで記録される。まじで神。
✏️ 要点・ToDoをいい感じに抽出(ChatGPT)
「で、結局なにが大事だった?」をAIが冷静に整理。
ToDoも自動でリスト化されて、前回の宿題にも触れてくれる。
→「○○について3回練習する」「2回できた」まで記録されるの、地味に最高。

🧠 話題ごとにタグ付けして分類
発言を「感情」「行動」「課題」「言い方のクセ」で色分け。
「最近ずっと疲れてて…」みたいな言葉も、“感情タグ”として抽出。
なるほど、そういう流れだったのか…って後から納得できる。
📊 感情の波をグラフで可視化
セッションの中の心のうねりをグラフにしてくれる。
「最初はモヤモヤ→後半に“できるかも!”」みたいな変化がひと目でわかる。
心のジェットコースター、まさかのデータ化。

📄 PDFレポートで即共有
セッション終了から10分以内に、要点・ToDo・感情まとめのレポートが完成。
そのままPDFで受講生にポーン!「はやっ、もう来た!?」ってなるレベル。
🔔 次回セッションの通知とまとめ送信も自動
次回予定+ToDoが書かれたメールが届く。
月曜の朝に「先週のまとめ」も届いて、「あー話したなそれ」って思い出せる。
メモ共有し忘れゼロで、受講生のイメトレ効率も爆上がり。
📝 姉に見せてみたら、テンションが天井突き抜ける
さっそく「こんなツール考えてみたんだけど」と姉に見せたら、 返ってきたLINEがすごかった。
「え!?なにこれ天才じゃん!」
「人を雇うより絶対いいじゃん。むしろAIのほうがミス少なそう(笑)」
「1対1のコーチングやってる人、全員欲しがるでしょこれ!」
まさかの大絶賛&爆速既読。
これはもう、「事務員を雇うくらいならAI秘書」の時代が来るかもしれない、と思いました。
🚀 これ、コーチ以外でも使えるのでは…?
ちょっと冷静になって考えてみたら、 こういう「会話ベースの仕事」って他にもたくさんあるんですよね。
- 士業(たとえば税理士さんの顧問ミーティングや、弁護士の相談記録など)
- 不動産営業(顧客対応メモが地味に地獄。内見時のやりとりや、希望条件の整理など)
- カウンセラー(感情変化のログとか超欲しい。どのテーマが何回出たか、など)
- 面談を多くこなす人事やキャリアアドバイザー(候補者ごとの履歴を把握しておきたい)
- コンサルタント(定例MTGの内容を要点で残して、資料に落とし込みたい)
- 塾講師・家庭教師(生徒のつまづきポイントや感情の変化を記録したい)
これ、ちょっとカスタマイズすればいけるんじゃない?
コストはサーバー代とAPI代くらい。 比較対象が“人件費”なら、AI秘書の方が断然お得。
「これ、サブスクで月1万円くらいなら全然払うよ」って姉も言ってくれました。
ありがたい。今度しっかり請求しておこう。
🔚 非エンジニアでも、妄想とAIがあればツールは作れる(はず)
私はコードを書けるわけじゃありません。
でも「こんな仕組みがあったら便利そう」という妄想と、 それを実現する手段としてのAIがあれば、 意外とどうにかなるんです。
今回のツールも、「非エンジニアだけど、作れそう」と思えたもののひとつ。
もしあなたにも「なんか不便だな」と感じることがあるなら、 その“モヤモヤ”こそがツールのタネかもしれません。
ちなみにあなたがコーチなら、このツールどう思います?
「こういう機能もほしい!」ってアイデアがあったらXで教えてください〜!
👉 ということで、このツール、作れそうなら形にしてみます!
📚 AI秘書ツール開発シリーズを順番に読む!
「え、こんなことまでAIが!?」と思ったあなたへ。
このシリーズ、続きものです。気になる回からぜひどうぞ👇
📚 シリーズ記事まとめ
📝 第1回:文字起こし編
- ▶️ 【第1回・検証】猫がしゃべってラーメンが消えた!? Whisper文字起こしを4パターンで検証してみた話
- ▶️ 【第1回・実践】しゃべったら記録完了!? Whisperを使ったセッション文字起こし手順書
🧠 第2回:要点抽出編
💓 第3回:感情分析編